目的はただの感想文

ネタバレを意識せず、ネタバレしないことも意識せず、見たものの感想をそのまま。

【ネタバレない感想】まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」1巻 期間限定 無料お試し版

まおゆう1巻が期間限定で無料になってて読んだら面白くて電子書籍の最新巻(10巻)まで電子書籍で買いました。 

 まおゆうという作品自体は知っていて、でもちと長いのでなかなか手にとる機会がなく、弟が小説を購入していたのをみかけた気がしつつも、今回ではじめて漫画で出ているのをしって、読んだら、まおー様まじかわいいよまおー様。

 
 
まおゆうが思ってた話とさっぱり出だしから現在に至るまでちがくって、それはファンタジーであり中世の話であるように見せかけて、すべて今の時代の話でもあった。何をいっているのかわからねーと思うが、うちも書いてて何いってんだかわかんなくなってきた。
要するに言いたいのは、書いてある話の内容がすべて現代においても遜色ない経済学の話がベースになっているということ。もちろんストーリーの中では中世の頃のまだ経済なんて概念がほぼ存在しないようなところからの話なので、ものと考えとヒトがあふれたこの時代にそのまま反映なんてのは無理だけど、下手な経済学の本読むよりはずっと楽しいし頭に入るし何よりまおー様かわいいし。
 
 
これが2ちゃんねるのトピックに即興で書き上げられた話だというからまったく持って驚きだし、作者の人がどれだけ知見が深いのかを否が応でも感じさせられる。
 
 
あと大事なのが、そういった経済的なアレコレはストーリー的に大事な意味を持ってはいるものの、それすらもオマケで、これは読んでいる側にも「次にどんな一手をうつのか」と考えさせらる時間の猶予とその猶予に楽しめるストーリーがあって、読んでる側がものすごい頭よくなった感がある。もちろん実際に頭いいのは作者と漫画の絵におこした方たちであり、読んでる自分は特に何も変わらないのだけど、でもここまで経済の流れをつかむと世界が変わるというのを目の当たりにされると、もっと経済のこと知りたいと思わせられるので、経済ってなんじゃらほいという人こそ読むと楽しいと思われる。