目的はただの感想文

ネタバレを意識せず、ネタバレしないことも意識せず、見たものの感想をそのまま。

【漫画所感】Under the Rose 6・7巻

以前に本屋で1〜5巻でまとめ買いして、その後新巻を本屋で見つけられずながなが放置してたけど、ふと思いたって電子書籍で検索したら出てきた。なので買った。

このお話はヨーロッパ中世の貴族やら侍女やらといった階級社会だった頃を舞台に繰り広げられる愛憎たっぷり昼ドラちっくなお話である。主人公はちょう美人家庭教師。もうその響きだけでエロい。
ちなみに1巻の表紙のメイドさんは主人公ではない。


家庭教師という立場は侍女などの下働きよりは階級的には上の出の人しかなれないのだけれど、とはいえ主人公レイチェルの実家はそんなにお金持ちでないので色んな家にあちこちに家庭教師に行ってるのだけど長続きしない。

家庭教師としてとても優秀なのだけど、なんてったって美人なのだ。エロいのだ。
雇った主人が放っておくはずもなければ、それを見た奥さんだって黙っちゃいない。


そんなわけで主人公は超超超真面目な人なのに痴情のもつれに巻き込まれまくって辿り着いたのが、この漫画のメインステージであるロウランド伯爵家。

まーこれがまた主人はいい人なんだけど、あれやらそれやらこれやらと問題があって、謎も多くて…というなかでは5巻はわりとほのぼのしていたんだけれど、6巻と7巻の「そういうことかー!」感ね。ほんとね。そういうことかよ。


ただの当てこすりかと思ってたのがアレだったり、クールかとおもったらベリーホットだったり、いいやつかと思ったらあーあーあーだったりね、ほんとこれ昼ドラでやってもおかしくないわ。なんだこれは。


読んだあとにまったくスッキリもホッコリもサッパリもせず、暗鬱とした気持ちになるけど話自体はおもろい。ちょっと描写に好みがあるかもしれないというか、だいぶ受け付けない人は受け付けない系かもしれないけど、1巻より2、3巻読んだ方が続き読みたくはなる。

リアル書籍で買うと1冊あたり800円とわりとよいお値段する大判本なので、電子書籍で600円で買うのがおすすめ。それでも高いけど。