目的はただの感想文

ネタバレを意識せず、ネタバレしないことも意識せず、見たものの感想をそのまま。

【ネタバレ腐感想】ジャンプ46号 NARUTO695話

あまりにもただの結婚式すぎて、どこにもつっこめない…!!
どうしたらいいの、このいちゃいちゃパラダイス。あ、もしかしてNARUTOってそういうオチ?コレ実は全巻とおしていちゃパラでしたってオチ??


今週もジャンプ最新号のNARUTO感想話です。
感想がもう冒頭の3文で終わってもいいくらい、先週の「結婚式はじまたー!」から、今週の「結婚式のセレモニー進行中ー!」というくらいのアレなので、ちょっともうわたしどうしたらいいかわからない。結婚式でいうとこの思い出ムービーみてるかんじ。なれそめ的な。


最後の決戦ということでサスケとナルトの戦いが始まったわけですが、その戦いの大前提に「お互いがお互いを好きで認め合っている」「最高の友達だとおもっている」というのがあるわけです。その大前提で戦いって。しかも2人の思い出の場所でって。しかもコマごとの見せ方が過去のバトルを1つ1つ物語るようなポイントが入りまくってるって。愛じゃん。愛しかないじゃん。
水しぶきザァーっとかやってる場合じゃないですよ。なんですか、水芸ですか。


そんでその次のページから始まる二人の幼き日のやりとり。




もう、なにこれ。
かわいすぎるだろ。
絶対ねらってるだろ。
これだけ喜ばせていったい何をしたいの岸本先生…!!!


親もなく、理由もわからずさげすまれ孤独だったナルトと、ある日大切なお兄ちゃんに裏切られ天涯孤独になったサスケ。

お互いに別に声をかけあって仲良くするわけじゃないし、全然仲良くなれる相手じゃないけど「"ひとりぼっち"が"1人じゃない"」っていうただそれだけが心の支えになって、大きくすれすぎずにちゃんと子供時代を過ごせたことが、どれだけ二人の人生で大事なことだったかなんて、言葉でいいあらわせるかしゃーんなろー!!!


1人の孤独がどれだけつらいことなのかお互いにわかりきっているからこそ、サスケはそうしないといけないと思っているし、ナルトは絶対にとめたいしで、もうなんかサスケが実は確信犯なんじゃないかって思えるよね。
「わたしなんてどうせずっと1人だし…」「オレがそばにいるよ!」みたいなあれね。
かまってちゃんか。いいぞもっとやれ。


そしてね、最後にね。ポイントはこれですね、やはり。


「お前の想いは…分かっている」「お前も…そうだろう ナルト」


ってーーーーー!



サスケってばどんだけナルト好きなの。
ナルトももちろんサスケ大好きなんだけど、ナルトが朗らかで包み込み愛に対して、サスケはヤンデレ風味なんだよね。これまでの経緯を考えると仕方のないことなんだけど。
だからきっとサスケにしてみたら物足りないんだよね、ナルトの想いがさー!もっとさー!どんどんきてよーー!!ってくらいじゃないとダメなんだよ。いや、想われてるのはものすごいわかってるんだけど、わかってても止められないくらい好きなのよね。愛って盲目。


この結婚式が一体どういう結末を迎えるのかはあんまり予測をたてずに見て行きたいとおもいますが、2人はもちろん、まわりのみんなもカカシ先生も(ここ重要)幸せになってくれたらいいなと願ってます。


このナルトのカウントダウンページが見てると涙腺に大きな影響を与えてやばいです。
http://www.naruto.com/j/countdown/

【ネタバレ腐感想】ジャンプ45号 NARUTO694話


NARUTO-ナルト-、連載完結!!|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト shonenjump.com

先日ながれたこのニュースから、自分の青春を120%ささげたNARUTOがとうとう完結間近ということを知り、いてもたってもいられず、ありし日のようにクライマックスに向けて話感想書き綴りたいと思います。


これまでの流れからNARUTOが完結に向かっているのは重々承知でした。
本当にオビトを復活させてくれたことについて、青春の憤りがすべて最高の形で発散されたといっても過言ではありません。カカシ先生のあの嬉しそうな表情をまた見ることができたことは何にもかえられないものです。


そんな中いったいどんなクライマックスがくるのかとドキドキしていましたが、まさか、ここにきてナルトとサスケの結婚式が始まるなんて…もう最後の最後まで岸本先生、あなたはどれだけ神なのか。


初恋の兄の面影を追い求めて、やっと兄を捕まえて初恋を昇華したことで見えてくる今の本当の気持ち。
まぁね、けじめつけないといけませんよね。こんなにね、待たせたんだし。ひっかきまわしたんだし。
なぁなぁで終わらせられる関係じゃないのはわかってました。わかってたんですけど。
わざわざ2人の思い出の地に向かって、あんなに愛を語りあうのを見せつけられると、こちらとしては感無量すぎて泣けてくる。これが結婚式でなくてなんなのか、愛を誓い合う儀式でなくてなんなのか…!


サスケのいってることを見ると「ギアスか!」とツッコミをいれたい気持ちもありますが、それはそれ。全てを背負って一人になるために「ナルトだけ」を斬らなければ先に進めないって…本当にナルトのことを愛していなければ出ない台詞ですよ。プロポーズの言葉いただきましたありがとうございます。


もともとサスケが里を出たのだって、結局のところナルトに対しての想いの強さのあまりであるし、ナルトにしたところでサスケを取り戻すために力をつけたわけで、両想いが最高にこじれてたんですよね。いや、それは周囲からのちょっかいが多分にあったことではあるのだけど。あと2人の若さ故でもあるんだけど。
でも最終的にお互いがお互いを選んだ局面がまさに今回の694話で、その中で語られている胸の内が、どれだけお互いを思い合っているのかということをわからせてくれようものです。

ナルト「オレ達かなりの友達だから」
サスケ「オレにとって奴は……最も親しい友のままでいるからだ」

もうあの左右対称のコマだけで世の中のどれだけのファンが泣いたことでしょう…クライマックスにもほどがある。


そしてその愛弟子2人の愛の儀式を見守る我らがカカシ先生。
カカシ先生のものうげな姿がエロすぎてやばい…あの眉のかしげっぷり…悩殺ものだよ…どういうことなの…
まぁ2人に自分とオビトを重ね合わせて逡巡しているのかと思えば、そのまとうエロい雰囲気もわかります。そうだよね、オビトと先生は遠回りしちゃったけど、愛弟子2人には素直に幸せになってほしいよね…!


これまですれちがっていたナルトとサスケ、2人の想いの確かめ合いから始まり、現在の気持ちをお互いにつげあったところで、いよいよ次から本格的な愛のやり取りが始まるのかとおもうと、あと4週の1話1話を宝物のように大切に読み込みたいと思います。


クライマックスをきちんと余すとこなく受け止めるためにも、今一度読み直して、最後の場にむけて状況と体調を整えていきます。

【ネタバレ感想】思い出のマーニー

CMから溢れ出る百合感をたしかめに映画館へ。

http://instagram.com/p/rvhOP0RCDI/

これは良くも悪くも見る人を選ぶ映画だなーというか、まぁもともと原作が少女のための文学なので、正直これそういうのわからんと楽しくないんじゃないかしら。

コバルト文庫を愛読してきた自分は、あーこのかんじひさびさーってなもんだけど、ほんと少女のための少女の話って大人からしたら「ふーん」くらいなもんなんじゃないかな。いや、もしかしたらたのしいのかもしれないけど。
しいていうなら女子校の中に迷い込んだ感といえばいいのかな。

個人的に言わせてもらえればマーニーとアンナのイチャイチャ度が足りない。もっともっとずっと片時もギリギリまで大好き感があってもよかった。
そう、全体的にもっと愛を攻めてくれてよかったんだけど(少女だからこそ)、ほんわか感がほんわか通り過ぎてしまった。
これはおじさんの少女に対する幻想がこんなほんわかさせてんだろうけど、少女の愛がこんなもんだと思ってるなら現実の女と向き合った方がいい。

もちろん後後のことを考えれば血の繋がった人物同士ではあるから、あんまイチャイチャさせるとアレなのかもしれないけど、いやそれにしても少女のための少女の文学ってのはそういうものだろー!
秘密の花園読み込んでこいやって話ですよ。

自然の描写は相変わらずジブリならではの絵的にきれいな感じではあったけど、うーん、どうして人物を駿さん的に仕上げたのかな。
駿さんのタッチだと妙にニンゲンくさくなるんだけど、この話は少女の話だからもっと繊細にきわどいタッチのがいかったんでないかなー。
でもあの場所が北海道に実在するなら行ってみたいなぁとおもったよ。

声優さんに関していえば黒木瞳さんはまじ最高だわ、と配役にしても、あの解決編を締める流れにしても賞賛を送りたい。
松嶋さんは声がよすぎて、声にキラキラ感がありすぎて、キャラの立ち位置と若干違和感あったけど、でももやもやする程でもなかったかな。

全体的に評価するなら「こういうのもあるよね」ってとこ。金曜ロードショーでも見なくて大丈夫、くらいなものです。
なぜなら気になる人はこれは金曜ロードショーではなくDVDを借りてじっくり見返す方がいいから。借りる気にならない人はそもそもたぶん見る時間ももったいないと判断してよいかと。


ひとつだけ何より言いたいことは、パンフレットの品質をあんなに下げられてしまったことに対して憤りを感じざるをえません。
映画を見てパンフレット買う人なんて限られるのに、そして前より消費税の関係で値上がりしてるのに、それでなお品質を下げるというのは作品に対する侮辱に近い。
なんのためのパンフレットなのか。なんのための映画なのか。
パンフレットというものの存在が昔に比べてはるかに人の手に渡らなくなってきているのはわかりますが、そこでこそあえて価値を伝えるためにもパンフレットの品質は落としてほしくないなと感じました。そこが何より残念です。

次の映画ではそういうことがないように祈るばかりです。